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「肉体都市と時計の神秘」 キャストコメント
- 2013/08/08(Thu) -
川上ともこ(天上ウテナ)、渕崎ゆり子(姫宮アンシー)、子安武人(桐生冬芽)、草尾毅(西園寺莢一)
三石琴乃(有栖川樹璃)、久川綾(薫幹)、白鳥由里(桐生七実)、矢島晶子(石蕗美蔓)
今井由香(篠原若葉)、川村万梨阿(影絵少女A子&千唾馬宮)、こおろぎさとみ(チュチュ&影絵少女B子)
渡辺久美子(影絵少女C子)、本多知恵子(薫梢)、西原久美子(高槻枝織)、中川玲(苑田茎子)
高野直子(脇谷愛子)、本井えみ(大瀬優子)、鈴木琢磨(鈴木)、石塚堅(山田)、吉野裕行(田中)
結城比呂(ディオス)、小杉十郎太(鳳暁生)

最終回のアフレコを終えた直後の上記キャストのインタビュー
LD「少女革命ウテナ L'Apocalypse 11」封入特典・解説書より

川上ともこ(天上ウテナ)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

川上:私の人生今日で終わりかな~って感じです。もお、精根尽き果てたぞと。もお、なんか感動でした。はい。

――最終回の終わり方についてはどう思いました。

川上:結局『少女革命ウテナ』という作品で、ウテナが革命したものっていうのは、アンシーだったのかなって思うんです。アンシーの心が動かされて、人間らしさを取り戻していったというか。
    周囲の人もみんな変わりましたよね。ウテナが頑張ってきたことで、変わっていったのは周りの人の心なんだなあ。
    それで暁生さんだけは変われなかったというか。お話の構造的には暁生さんがいちばん可哀想だと思うんです。
    暁生さんはなんていうのか……大人なんですよ。
    もう青春が終わっちゃってるっていうか、そういう感じなんですね。
    そこがウテナと暁生さんの違いだと思うんです。

――シリーズを通して『ウテナ』という作品にはどんな印象を。

川上:私にとっては、主人公のウテナと一緒に命を燃やして頑張った作品ですね。
    今までやってきたいろんな作品も勿論、頑張ってきたんですが、自分がお話の中心になるっていうのが初めてで、魂燃やしてやりましたっていう感じでしたから。
    この作品の終了とともに私の人生が終わってしまうような感じがね(笑)。
    きっと見てくれている人も、一生懸命なウテナが好きだったと思うんですよ。
    こいつクサイなあと思った人もいるかもしれないけれど、私はそういうウテナが好きでした。
    彼女とつきあって、自分はなんて汚い人間だったんだろうなって考えさせられたり、純粋な気持ちというものが絶対に大切なものだということを再確認したり、
    自分を見つめ直すことができた1年でした。



渕崎ゆり子(姫宮アンシー)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

渕崎:最後はどうなるんだろう、どういう終わり方をするんだろうってずっと気になっていました。
    ハッピーエンドになるよと幾原監督から伺っていたんですけれども、でも、実際の最後を見たら「ああ、こーきたか」と思いましたね。
    始まってから終わるまで、どんどんどんどんどんどん奥が深くなっていって、最後までどんでん返しがあるお話だったなという印象があります。
    ちょっと大人の物語だとは思うんですけども、子供さんにも奇妙な夢を(笑)与えてあげられる作品なのかなと思いました。
    私は、このウテナワールドが好きだったんで、終わってしまうのは残念なんですけども、次の展開があるかな? という期待感を残しながら終わったのが嬉しかったです。お疲れ様でした。



子安武人(桐生冬芽)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

子安:僕、一番最初に、このキャラクターはいったいどこまでが地で、どこまでが自分の考えで動いているのか分からない人間だなって思ったんですけど……その通りでした。
    ええ、自分の意志というよりも暁生さんへの憧れで、暁生みたいになりたくて、姿形を真似してるみたいなところがある。
    それで、あんなふうにプレイボーイを気取っていたんでしょうね。
    結局、冬芽も不器用なやつだったわけで、それに関してはホッとする反面、うーん、やっぱり人間だったのかと思いました。
    僕も弱い人間なんですけども割と強がりな方なんで、冬芽にも強がりを通してほしかったというか、あまり弱いところを見せないでほしかったという気持ちが若干あるんですよね。

――演技に関しては。

子安:僕はかっこいい役とか二枚目の役とかは多いんですけども、冬芽のようなプレイボーイで女の子を手玉にとるような役は実はやったことがなくて、新鮮でしたね。
    語尾に「なんとかだぜ」って、「ぜ」がついたり、一人称が「オレ」のキャラクターを演じたことは一度もなかったんですよ。
    だから、ドキドキしましたね。楽しかったです。そういう意味では。



草尾毅(西園寺莢一)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

草尾:1話ごとに、お話の中にいろんな謎掛けみたいなものがあって、それが最終回であかされていくという、そういったシリーズならではの作り方が印象的でしたね。

――演じられた役に関しては。

草尾:もうちょっと出番があってくれると嬉しかったですけどね(笑)。
    ただ、西園寺君も途中で冬芽に裏切られたりとか、いろんなドラマがあって、パターン通りの二枚目ではなくて、その内面には色々なことがあって、演じていてとても楽しいキャラクターでした。

――何か印象的だったことは。

草尾:やっぱり第1話! あの時に颯爽と登場してきたカッコイイ彼は、その後、どこへいっちゃったんだろう(笑)。
    その辺の落差みたいなものがね、うまく、見ている方々に伝わっていれば嬉しいですね。
    それから僕の芝居から「もうちょっと、作品に出たい」という西園寺の気持ちを、見ている方々が感じとってくれると嬉しいな。

――演技にそういう想いをこめたんですね。

草尾:ええ。それで「ああ、もうちょっと西園寺の活躍がみたい」って思っていただければ、とても嬉しいですね。



三石琴乃(有栖川樹璃)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

三石:『ウテナ』の世界は、私のような一般庶民からすると王宮の中の出来事という感じがします(笑)。
    「こんな学園どこにあるんだい」って思うぐらい素敵な世界でしたね。
    ただ、何が起こっているのかはよく分からないことが多かったです(笑)、ドラマやセリフで全部を説明しているわけじゃないので。
    ある意味不親切でもあるけど、それはこちらに託された部分でもあるのかなと思いつつ、いつか分かったときに「なるほど…。」となればいい、
    結論を急ぐ必要はないんだろうって思っています。

――樹璃に関しては。

三石:「これでいいんですか、監督?」と、毎回、不安を感じながらも、自分にとっての新境地を開拓しようという気持ちで頑張りました。

――手応えはどうしでしたか。

三石:手応えはですね。お当番の回(樹璃が主役の回)は、かなりいい手応えでしたね。
    あの時は、彼女を理解できたような気がしたし樹璃は普段、押さえた芝居が多かった分だけ、出るときにぶわーっとエネルギーが出るんだなあって思いました(笑)。



久川綾(薫幹)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

久川:長いようで短かったなっていうのが正直な気持ちです。
    TVの前で見ている方々が、作り手側の作戦に乗せられて、手のひらでコロコロコロコロと転がされていたと思うんですけど、
    演じている私も最後まで結末が分からなかったので、やっぱり、作り手側に転がされましたね。

――何か印象に残ったことはありましたか。

久川:笑いのとり方が非常に独特でおもしろかったのが印象的でしたね。
    七実ちゃんの回が必ずお笑いの話だったでしょ。あれがおかしくて、毎回毎回笑わせていただきました。
    幹に関しては物語の中で、可もなく不可もなく成長できたと思います。
    自分としても役柄として確立できたかな、あんまし自信ないけど(笑)。

――グーでしたよ。

久川:いえ、とんでもない。初めての男の子役のレギュラーだったんで、ドキドキだったんですよ。
    終わって……すごくホッとしました(笑)。
    これから自分の芸暦書の代表作の欄に幹と書けることがすごく嬉しいです。ありがとうございました。



白鳥由里(桐生七実)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

白鳥:全体を通して、各キャラクターたちが自分の殻をいかに破っていくかというのがテーマだったと思うんですけど。
    七実もちゃん成長して、自分を革命できたのではないかと思っているのですが。

――ユニークなキャラクターでしたが。

白鳥:こういった役をやらせていただいたのは初めてだったので、始まった頃は、私がこのキャラクターのおもしろさを100%生かしきれるかなって思っていたんです。
    終わってから振り返ってみると、楽しくやれたし、私なりの七実像というのがつくれたんじゃないかと思います。



矢島晶子(石蕗美蔓)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

矢島:私が出る回は七実様が主役の回で、いつもギャグ話だったので、ホントの『ウテナ』がどういう話だったのか、あんまり分かっていなかったんです。
    今日の最終回のアフレコでは、いつもの雰囲気と違うのでちょっとびっくりしました(笑)。

――石蕗君については。

矢島:とてもいい役でしたし、白鳥さんのお側につけて、しあわせだったなあと(笑)思いました。
    今日もちゃんと出番もありましたし、ありがとうございました。



今井由香(篠原若葉)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

今井:ふつうは、ある程度話数が進むと、自分の役柄やストーリーがつかめてくるものじゃないですか。
    だけど、この作品では台本を読む度にいつも新鮮な感じがして、後がどういう風になるのか楽しみでした。
    自分の役だけじゃなくって、ウテナやアンシーは勿論、生徒会のみんなとか、それに関わっている人たちがどうなるのか気になりました。
    若葉に関しては、ずっと楽しく演じられたんですけど、もう少しウテナと一緒に出られたらよかったなって思います。

――最終回については。

今井:最終回の台本読んだとき、これ(廊下で後から女の子に抱きつかれること)って若葉がウテナにやっていたものだなって思って。
    今度はやられる立場になるんだなって、ちょっと複雑な気持ちで演じました。
    でも、終わり方がすごく明るい感じで良かったって思いました。



川村万梨阿(影絵少女A子&千唾馬宮)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

川村:第1話と最終回の印象がこんなに違う作品は初めてです。
    第1話で少女歌劇風、宝塚風の華麗な感じでいくのかなって思ってたら、こんなにも哲学的なラストを迎えたのでびっくりしました。
    でも、哲学的ながらも華麗で少女チックで、最後になんだか美しく希望が見えたので、泣けてしまいました。はい。

――馬宮も演じられましたが、馬宮については。

川村:馬宮に関しては、アンシーや暁生さんに似ているから、同じ一族なのかなって思っていたんです。
    正体がアンシーだったのには「やられた!」って思いました。「私が今までたてていた演技プランはどこへ?」って(笑)。
    でも、男の子役って今までは、ほとんどやったことがなかったので、すごく勉強になりましたし、楽しくやらせていただきました。

――影絵少女に関してはいかがでしたか。

川村:影絵少女は、これはもう私の代表的なキャラクターになるであろう役だと思っています。
    影絵少女のシーンって、すごく舞台っぽいじゃないですか。
    要求される演技もアニメ風というよりはアングラ風芝居だったので、ノリにのって、こおろぎさとみちゃんと悪巧みしつつ……、悪巧みしすぎて「そこまでやらんでいい」と毎回のように言われてたんですけども(笑)。
    このように舞台のテイストをアニメーションに取り入れるというのは、すごく意義のある、おもしろい試みだったと思います。
    ホントに毎回毎回、次はどんな台詞、どんなシチュエーションが出るのかなと楽しみでした。



こおろぎさとみ(チュチュ&影絵少女B子)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

こおろぎ:不思議な話だったと思います。何だか不思議で、幻想的で一言では語り尽くせない。
    でも、そういうことはおいといて、チュチュは全体の話の流れとあまり関係のない世界をもっていたので、楽しくやらせていただきました。

――影絵少女についてはいかがですか。

こおろぎ:影絵少女は、幻想的なお話の水先案内人みたいで、ちょっと空回りしているような存在で、実はその話数ごとの真髄をついていたというところを、皆さんに見ていただけたらなって思います。
    もし、作品の内容がわからなくなったら、影絵少女を見ればいいと、「分からなくなったら影絵を見ろ!」ですね。
    それで、影絵を見て余計に分からなくなりましょう(笑)。というような、楽しい世界ですね。



渡辺久美子(影絵少女C子)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

渡辺:途中からの参加で、しかもいきなりC子だったんで、わけ分かんないまま始めて、ずっと分かんなかったんですけど(笑)。
    C子は1人で台本2ページ分を一気に喋ったりするんですよ。
    しかも、1カット、1カットを違う役をやったりしたんで。

――C子の1人芝居は、一度に録音してたんですか。

渡辺:最初は音響監督の田中さんが「別撮りにしようか」って親切に言ってくれたんですよ。
    それを「いえ、大丈夫ですよ」って言っちゃったんです。
    その次からは、別々にやらせてくださいとお願いしても、「だめ」って言われて(笑)。

――それは大変でしたね。

渡辺:至らないところがあったかもしれませんが、こんな風に何役もできることは無いんで、勉強になりました。
    それから、最終回の予告で「絶対運命黙示録」と言えたのが嬉しかったですね。
    ずっと使われてきたこの言葉は重みがあるはずなのに、最後にあんな風に軽く「はいはい、絶対運命黙示録」と言ったので、気を悪くした人もいるかもしれませんが。
    それは、幾原監督がそうやってくれと言ったことなんで、あたしにゃ、何の責任もないです(笑)。



本多知恵子(薫梢)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

本多:第一印象は「変!」でしたね。
    私はセミレギュラーなので数回しか出ていないんです。でも、放映日に家に居るときには観て、結構、ハマるなあって思っていました。
    でも、分からない部分があるんですよね。私の梢って役にしても、自分でやっていても分からないことが一杯あるんです。
    その分からないところは、人の奥底にある分からない部分じゃないかしらって思うんです。
    確かに世の中って分からないことだらけだから、人間の奥底の分からない部分も分からないなりに素直に表現したら、ああいうふうになるんじゃないかと思います。

――梢を演じるうえで気をつけたことは。

本多:梢のキャラクターをどう考えるかということよりも、梢って役がこの作品全体の中でどんな位置にいるのかっていうのを考えて演じましたね。



西原久美子(高槻枝織)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

西原:枝織ちゃんという役をやらせていただきました。
    ホントに不思議な世界で、くーちゃん(渡辺久美子)の言うように、最初は何が何だか分からなかったんですが、分からないなりに、一応、こうなのかなって考えてやらせていただきました。
    今日の最終回で、樹璃さんと部活をやっていたじゃないですか。どうなったんでしょうね……。
    友情が芽生えたのかしら?違う方面に芽生えたのかな? そのへん、よく分かんないんですけど。

――謎ですね。

西原:謎ですね。じゃあご想像におまかせしますっていう感じですか?
    ああっ、ごめんなさい、分かってないんですぅ(笑)。

――枝織を演じるにあたって、何か気をつけたことはありますか。

西原:私にしては珍しく、シリアスな役どころだったんですね。
    アニメでシリアスな芝居をすることが、あまりなかったのですごく勉強になりました。



中川玲(苑田茎子)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

中川:出番の無いときも、ずっと見学させていただいたので、だいたいのあらすじは、理解しているつもりなんですが、やっぱり分からない部分があって、
    幾原監督にお聞きしても、「さあ…」とか「僕も知らないなぁ…」っていわれたりしたんですが、自分なりに「ああ、こういうことなのかな?」って、納得しているんです(笑)。
    茎子さんは3人組のなかでも、少し冬芽さんとおいしい所があったりとか、ウテナと闘わせていただいたりとか、すごく勉強させていただきました。

――他に何か印象に残ったことがありましたか。

中川:茎子さんがデュエリストになった21話の、30分喋りっぱなしっていうのはホント初めてで、メチャメチャ緊張しました。
    でも、自分がやりたかったこと、やりたかったタイプのお芝居、言いたかったセリフがいっぱい入っていて、気持ちよくやらせていただきましたし、楽しんでやらせていただきました。はい。



高野直子(脇谷愛子)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

高野:私は『ウテナ』のアフレコにきたのが、久しぶりなんですよ。
    今日の最終回で久しぶりに来たら、お話が分からなくなってしまっていて、「うーん、この戦いは何?」という感じになってしまいました(笑)。

――ご自分の役で印象に残ったことは。

高野:3人組の中のどれが自分の役か分からなくことがよくありました(笑)。
    黒い髪で、外側くるりんの、ショートカットが愛子ちゃんなんですよね。
    いつも3人で行動してたのに、21話で、急に茎子ちゃんを裏切ったみたいな展開がありましたよね。
    それで、愛子ちゃんというのは性格が悪いんだなって思いました。
    自分の意見を持っていない子なんでしょうか。そういう子はいけませんね(笑)、と思いました。



本井えみ(大瀬優子)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

本井:最初に『ウテナ』に参加した時には、「まあ、なんて華やかなアニメかしら」って思ったんですよ。
    その時は3人でアンシーをいじめる役だったので、「あっ、自分の役は上流階級のお嬢様っぽくて、ねちねちと意地悪するのかしら」って思っていたんです。
    でも、途中から3人が出るお話がギャグっぽくなって、私達もすっかりギャグ担当になって、象に追っかけられたりして(笑)。
    でも、『ウテナ』本編はどんどんシリアスになっていって、人間のイヤな部分を掘り下げていくようになっていって、「わあ、これ、こわいわねえ」と思っていました。
    3人組が仲間割れした話とかも、女の子の恐い部分が出ていましたね。
    どういうアニメなのか、つかみどころが無いとも思っていたんですけど、今回の最終回はすごい感動的で、アンシーが救われたっていう感じで、良かったと思いました。面白かったです。



鈴木琢磨(鈴木)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

鈴木:僕たちは、七実さんと絡んだ話、シリーズの流れから外れた話のときにでてましたよね。
    だから、『ウテナ』を今回の最終回のような作品としては、僕らはとらえていなかったんですよ(笑)。
    ……で、印象ですが、まあ、楽しかったです。いつも歌わせていただいて……音程ずれてたんですけど(笑)。

――歌というと、あの、「カレー、カレー、カレー」というやつですね。三人で練習したりしたんですか。

鈴木:やってるんですよ。スタジオの廊下で練習している時にはうまく合うんですけど、いざマイクの前に立つと、なかなか思うようにいかなくて。

――カエルもやられていましたよね。

鈴木:今日の分はやりました。

――今までのカエルは、鈴木さんがやっていたんじゃないんですか。

鈴木:違います(笑)。前のはりつけにされちゃう時(第28話)は、たぶん、吉野君がやっていたのかな。
    僕はあの時ニワトリをやっていたんですけど。

――じゃあ、カエルは今日が初めて。

鈴木:初めてです。難しかったです。チュチュと仲が良かったんですね、カエルって。

――その前にも出てるんですよ。

鈴木:あっ、そうなんですか。なるほど、なんでチュチュとカエルが涙しているのか分かんなかったんですけど。
    そうだったんですね。幾原監督から、もっと擬人化してくれって言われたんで、鳥獣戯画みたいなのかなって思ってやりました。



● 石塚堅(山田) ●

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

石塚:山田が出てくる回っていうのは、コミカルな時ばっかりなんで、最終回でやっとシリアスな話に参加できて、「あっ、これがウテナの本筋なのかな」っていうのが分かりました。
    分かったっていっても、ちょっと分からないところもありましたけれどね。
    最後に参加したので嬉しかったなって(笑)。

――他にシリーズを通じて印象的だったことは。

石塚:そうですね。鈴木、山田、田中の話なんですけど、一人ずつ、どんどん音階が上がっていくようなセリフ回しがあって、それが印象に残りましたね。

――先程、鈴木さんにもお聞きしたんですが、外で練習したんだけど、本番では上手くいかなかったとか。

石塚:そうですね(笑)。鈴木役の鈴木琢磨さんがリーダー格で、3人で練習を一生懸命やったんですけど、本番ではメロメロ(笑)になっちゃう。

――他に何か印象的だったことありますか。動物で演じたとか。

石塚:ああー、一応、亀もやらしてもらったんですけど(笑)。
    鳴き声が分からなかったんですね。他には野球の審判とか……、男子学生Bとかやらせてもらいました。



吉野裕行(田中)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

吉野:シリーズとしての『ウテナ』という作品がとにかく不思議だったなって……。
    普通じゃないところが面白かったですね。

――自分のお仕事としては。

吉野:3人組の歌が、あまりうまくできなくて……。
    でも、見てくれる人が音が外れるのが面白いっていってくれるのなら、それで良かったなって思いますね。

――山田役以外に何か役はやられましたか。

吉野:僕もやっぱり、その他の生徒の役だとか、カエルとかをちょこっとやらせてもらいました。動物も難しいなって思いました。
    『ウテナ』の世界観に合った動物というと変ですけど、そういう部分が難しかったですね。



結城比呂(ディオス)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

結城:参加する前に、アニメ誌などで記事を見させていただいて、反響がものすごくある作品ということは前もって知っていました。
    独特の雰囲気のある、監督の世界観といいましょうか、そういうことの上に成り立っている作品だということも聞いてました。
    アフレコ現場にきても、やはり非常に難解な奥の深い作品だなって感じましたね。

――演じたキャラクターについてはどう思いましたか。

結城:ディオスが、暁生の若い頃だということは聞いていたんですが、シチュエーションなどで分からないことがあって、いろんな人に聞いてみたんですが、みなさん「分からない」というのが結論なんです。
    僕がディオスに関して抱いた役柄のイメージは、理想像みたいなものでした。
    理想像というのは、ウテナたちの……偶像とまではいかないでしょうが、実在した人なんですから。
    ただやっぱり、ソフトフォーカスのかかった世界といいますか、曖昧な世界にいる、きれいな、清潔なピュアな感じなんじゃないだろうかって勝手に思って演じさせてもらいました。



小杉十郎太(鳳暁生)

――最終回のアフレコを終えて、この1年を振り返ってみていかがですか。

小杉:僕は途中から参加したんですが、ホントに摩訶不思議な番組で、摩訶不思議な役で、どういう風になっていくのかというのも全然分からなかったんです。
    実際、今日の最終回でも「おお、こういう風になったわけ」と、やっている僕も全然展開が予想できなくて、そういった意味ではどうなっていくのかが、すごく楽しみでしたね。ええ。

――最終回の終わり方についてはどう思いましたか。
  川上さんは暁生が大人だったからああいうかたちで終わったのではと言っていましたが。

小杉:今日、革命できなかったわけですけど。
    鳳学園に暁生はまだいるわけなんで、また、薔薇の花嫁が現れて、またウテナみたいな、この子なら革命できるんじゃないかっていう子が現れたりとかそういうことはあるかもしれませんよね(笑)。
    シリーズは終わったんだけど、この先、暁生はどうしていくんだろうっていうことには興味ありますね。

――暁生についてはどうお考えでしたか。

小杉:摩訶不思議な人ですよね。何を考えているのか良く分からなかったですしね。
    最初の頃は本当につかめなかったけれど、まあ、だんだんやっていくうちに、僕なりにつかめてきました。

――暁生をどういう人物だと考えていらしたんですか。

小杉:まあ、わがままな人ですよね。


(1997年12月2日)
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