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「薔薇のささやき」 幾原邦彦×さいとうちほ対談
- 2007/03/30(Fri) -
幾原邦彦(監督) VS さいとうちほ(原案・漫画)
角川書店「月刊ニュータイプ」 97年5月号より

幾原:もう2年以上も前になるけど、さいとう先生のイラストを見て、ビビっときたんです。この人の絵でアニメをつくろう!と。あらゆる手を尽くして、先生とのコンタクトを試み、ついに出会えた日のことは忘れないですよ。5月でしたね。写真で美しい方だなぁとは思っていたけれど、実物を見てもっと感動しました。

さいとう:私のほうこそ、若くて金髪の美青年がアニメの監督さんだなんて、びっくりしました。最初は口数も少なくて。唯一語ったのが、私の絵には色気がある!というようなこと。それも熱っぽく……(笑)。

幾原:最初に見た絵が、裸の男女が外で……というもので、心を揺さぶられたんですよ(笑)。

さいとう:でもそれは大きな誤解。私は室内でガウンを着ているカップルを描いたんだもん。

幾原:雑誌の表紙だったので、字に隠された部分をかってに想像してしまっていたようなんだよね。

さいとう:根っこの部分。色気のあるものを描きたいという目的は共通していたんですけどね。

幾原:そうして、僕ら(ウテナの企画集団ビーパパス)の申し出を受けていただいて、キャラクターデザインを始めたときは、秋('95年)でしたよね。

さいとう:もう、何度となく電話とFAXでやりとりした。毎日ああでもない。こうでもないと。

幾原:キャラクターを決めることが大切だった。僕は絵が語りかけてくれないとその先のインスピレーションがわいてこないので。

さいとう:私はバレエが好きだということもあって、体全体で表現するということに興味があるんです。ほんのちょっとした手や首の動かし方でも雰囲気はぜんぜん違ってくるから

幾原:それですよ!さいとう先生の絵は極めて世界観を持っているんですよね。たくさんやりとりしたのはその部分をよりはっきり出したものにできたらいいなと思ったんです。せめぎあいがしたかった。
といって実はなるべく長い間先生と接していたかったのかもしれないけど(笑)。

さいとう:その割には、女性キャラに比べて男性キャラは、1回でOK。私の楽しみが奪われてしまった……!(笑)。

幾原:とんでもない。先生に喜んでほしくて、男性キャラはたくさん登場するようにして、宝塚がお好きな先生に合わせた、少女歌劇風の設定、しかも男装の麗人が主人公!

さいとう:でも、“幾原テイスト”はかなり入ってる。決闘のシーンで、アングラ芝居のような不思議な曲が流れたり(笑)

幾原:これまで見たことのあるものには決してしたくなかったんですよ。

さいとう:自分の作品がアニメになるのはやはり夢ですから、動いているのを見て嬉しかったです。マンガとの違和感もなかったし。

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